白大蛇
あらゆる生きとし生けるものを管理する存在「神」と呼ばれている、最強の幻獣。天の王とも呼ばれ、地の3王は白大蛇に仕える直属の部下になる。

はるか昔は強大な力を持ち、人間達を見守り助けていた。人間達は白大蛇の教えに従い、白大蛇を敬いまつり、至高の存在として信仰を捧げていた。白大蛇は世界をひとつに結ぶ偉大なる王として人間達を導き、争いのない平和で平等な社会を築いていたという。

やがて白大蛇の化身である輝白晶を管理するようになった一部の人間は、自分達を神官と呼び、人間社会の中で権力を持つようになる。やがて彼らは、自分達が世界の頂点になることを欲して輝白晶を破壊する。それによって白大蛇は人間達の前から姿を消し、人間達は白大蛇の持つ不思議な力を宿す輝白晶のかけらをめぐって、争いあうようになる。争いが絶えなくなった世界を憂い、白大蛇は人間を助けることをやめる。

輝白晶は世界各地に散在していたが、イエンラズマが世界大戦を勃発させ、多くの国々を襲い、滅ぼし、輝白晶を集めていった。こうして、散り散りになっていた欠片が一箇所に集まる。ドール・キーから再びイエンラズマに戻ったルウの前に、再び姿を現した白大蛇は、彼に残りの輝白晶を集めることを依頼する。
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