みゆき
ひびきの兄にして、炎竜族の次期族長。父である族長の引退までは副族長のような立ち位置ではあるが、実質的には族長と同じ権限をもつ立場。

炎竜族がイエンラズマ軍に滅ぼされるより数年前、同胞が何人か突然失踪するという事件が起こった。みゆきは消えた同胞を探すという使命を受け、何年か里を離れて各地をめぐっていた。炎竜族は凶悪なモンスターとして人々に恐れられ忌み嫌われているため、いかに戦闘能力が強い種族とはいえ、世界中を単体でめぐるということはかなり危険な行為である。みゆきに白羽の矢が立ったのは、民を守り救う族長の血筋的な義務の他に、その類まれなき強さが起用されたのもある。

炎竜族の多くの男性に見られるようにとても豪快で細かいことにこだわらない大雑把な性格で、しばしば暴力で片をつけようとする乱暴さが見られる。しかし、根は家族思い・仲間思いであり、立場的な責任感も強い。人間は脆弱かつ下等な種族で、栄えるべきではないという考えが強い。
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