ひびき
一見少年に見えるが実は、少女。その正体は凶暴で残忍な巨竜「炎竜族」で、ひとたび本来の姿に戻れば理性をなくし、激しい破壊行動を行う。人間たちには「最も危険なモンスター」と見なされ、彼らの中には軍隊を組織して竜族を撲滅しようとする者もいる。

もともとは仲間と共に人里離れた故郷で静かに暮らしていたが、父親である族長がイエンラズマに攻め込んだことで、故郷は殲滅状態になる。戦いに参加せずに一人難を逃れたひびきは、故郷も仲間も失い自身もまた力尽きる直前で、ルウに拾われた。 ルウにとっては殺戮への罪滅ぼしにひびきを救助しただけであったが、命を救われたひびき本人としては、彼のことを「命の恩人」として敬い慕い、以後彼に付きまとって何かと世話をしようとする。

性格は天真爛漫で、他人を疑うという思考を持ち合わせていない。いろんなものに対して興味を持ち、考えるより先に行動に移していつも失敗する。主であるルウのことを最優先に考え、自分の不利益に関しては頓着しないため、その結果ルウが困惑するという状況が日常茶飯事になっている。
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